M's Bar/男の書斎・別室

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CR-Z《その4》

 しつこくも今日はCR-ZのMT車に試乗してみた。

 AT車ではそんなに意識しなかったのだが、MT車の場合は当然左足でクラッチを踏み込む必要がある訳で、脚を投げ出す運転席の設計であることをより分からしめてくれた。2ペダルに乗った時にはそこまで感じなかったように思う。長足の人ならまだしも、私はドライバーズシートを結構前に出さないとならなかった。

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 もうすでに乗り味の確認はしているので、今回はMTのシフトフィールを知ることが目的だった。結論から言おう、私は意外にもAT車の方が愉しかった。なぜだろう?

 ATに乗ってから、おそらくこのCR-ZはMTにトドメを刺すだろうな、と読んでいたからこれは予想外だった。

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 クルマの性格からすると、もう少し節度感のあるシフトフィーリングの方が合うのではないだろうか、と思ったのだ。「グニャグニャ」とまでは言わないが何か軟体的な感触を得て、いまひとつクルマを操っているという実感、満足に至らないもどかしさがあった。

 収穫だったのは、試乗車の外装カラーが黒であったのだが、エクステリアデザインにとてもマッチしていることが分かったことだ。広告でフューチャーし、実際に人気があるのが《白》であることから、黒とかガンメタ系の色はどうなのかなと思っていたが、私の好みからいくとそうしたカラーの方が合うような気がした。試乗車の《黒》は高級感があって、大人びた印象だった。

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 こういう色目のCR-Zを、齢を重ねた大人が肩意地張らずに日曜日の朝、都内の道でも流していたらとてもオシャレだなと思わせた。

 どうも結論が一緒なので受け売りの感もあるのが困るが、CGTVで松任谷先生が仰られた通り、このクルマ、CR-ZにはCVTが似合うと実際にMTとATを乗り比べて感じた。

《CR-Zレポート終了》
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by itsunire4311 | 2010-05-17 00:41 | CAR

CR-Z《その3》

 今日はCR-Zを世に送り出したH社の友人と酒を交わした。随分と忙しいようだが、クルマへの関心が薄まる今日、どうやって一台でも多く売ることができるかに没入しているようである。新型車の開発にも(文系ではあるが)携わっているようなので、CR-Zは今後どのような予定でマイナーチェンジをしていく予定なのか尋ねてみたが、そこは企業秘密で答えられないとにべもなかった、企業人としては真っ当な判断であるが…。

 私はクルマについて思いのたけを大いに語った。一方的に考えていることを伝えることになったが、そこは友人だから許してもらうことにしよう。CR-Zを試乗した印象、技術のこと、金型設備の償却期間のこと、なぜ内装がプアになってしまうのか、といったことを訊いて、私の好奇心は十全ではないにせよ満たされた。

 趣味としてのクルマ、ライフスタイルとしてのクルマ、自分を彩る道具としてのクルマ、こうした価値観はもはや化石化しているという。そんなものにマジョリティーは一向に関心を示さないのだという。私は懐古主義たることを何ら恥じていないから、シーラカンスとか変人扱いされても、さして違和感はないのだが、商売でクルマに携わる人々にとって-メーカーに限らず、媒体社も含めて-実に多難な時代である。

 そもそもクルマの話を正面切ってできるのが、このH社に勤める友人くらししか残念ながらいないのは、とても寂しいことだ。

 CR-Zの技術主幹で筑紫哲也のような白髪のイケメンおじさんと懇意というので、それであれば話をしてみたいから是非紹介してくれと依頼してみたが、多分忘れてしまっているだろうなあ…。


 
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by itsunire4311 | 2010-05-13 02:31 | CAR

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 ここ二日、試合形式で練習に参加。

 思ったこと。我々はプロでも何でもないので、試合に勝つということよりも、どういう組み立てをすると、どういうショットを打つと「気持がいいのか」が最も重要。

 勝たないと面白くないという話もあるが、ゲームの勝ち負けよりも、「どうなると自分が気持ちいいのか」これに尽きる。

 気まじめに打ち続けても面白くない。ギミックみたいなショットでポイントを重ねてもツマラナイ。試合を楽しむというのは大変に難しいことだろうし、勝つと相反することにもなりかねないのだが、それでもツマラナイくらいなら負けてもよろし、楽しければ負けてもよろし、この精神に違いない、プロ以外がスポーツやら趣味を楽しむには。

 もう一度どうなったらテニスで自分の気持ちが満ち足りるのか、そこを突き詰めてみようと思う。
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by itsunire4311 | 2010-05-09 23:33 | TENNIS

CR-Z 《その2》

 昨日CR-Zに試乗し、一夜明けて再度記しておきたくなった。車としての説得力があったからこうして色々と考えを巡らせることになるのだろうと思う。

 ボディーがしっかりとして剛性感があることはCGTV(カーグラTV)を見たら松任谷先生も仰られていたのだが、加えて特筆すべきことはモーターアシストによる低速時のトルクだ。開発にあたって参考車両として購入したというロータス・エリーゼの魅力をしっかりと捉えて、CR-Zの乗り味に明確に反映させている。エリーゼほど圧倒的な加速感ではないが、車を走らせている実体が伴うことはCR-Zの大きな魅力だ。つまり乗り味についての個性がきちんとあった。

 ホンダ車はこれまでVTECの特性の通り、低速時は少し線が細いものの、回転数を上げてカムに乗ると気持ちがいいというエンジンの特徴を有していた。しかしこのCR-Zは低速から積極的にエンジンにモーターの助けを付加して街乗りでも楽しい設計になっている。

 これが何よりCR-Zの頭のいいところで、わざわざサーキットで走行させないと楽しさが得られないクルマってどうなのよ、と訴えているように感じるのだ。そこまで肩意地を張るような時代じゃないでしょ、クルマってそんな状況に置かれてないよね今、というメッセージでもある。

 大変正しい社会認識だ。欲張ってTYPE-R化させなかったのは慧眼だと思う。見切りのいい社会認識の視座を製品として具現化させたのだから、これはひょっとすると《かなりいいクルマ》なのではないだろうか。独善的で小難しい隘路に迷い込むようなマニアックさがなくていい。クルマの魅力を並のドライビングスキルの人間にも分かりやすく提示するというのは、かつてのホンダ車を想起させるではないか。 

 こういう技術と走行感覚の実現を、フィットやらオデッセイやらにも反映させて欲しい。あちらのクルマ達には惹かれるような乗り味というものが、悲しいかな存在しない。フィットの乗り味と、CR-Zのそれはあまりにも違う。価格にして倍ちょっとだから仕方がないとは言わせたくない。

 話は変わるが、スピーカーのメジャーブランドJBLのフラッグシップ機、エベレストDD66000(定価約600万円也)と4319(定価30万ちょっと也)には一貫したサウンドポリシーがあった。価格が安いものにもメーカーとして一気通貫する《JBLらしさ》を厳然とまとわせている。

 ホンダだって、やってできないことなどあるはずもない。

 いやフィットは主婦の乗る経済車で、CR-Zは走りを重視する車だから、乗り味は違って当然でしょ、というのはもちろん先刻承知。だがオーディオの世界では、JBL4319がどうにも話にならない一般大衆向け製品かというとそんなことは決してなくて、廉価だから音質は手を抜いていますというのは成り立たない。だからクルマだって、ボトムを担うような車種がゆえ、走りの楽しさは随分損ねられてしまっているけど許してね、荷物も沢山載るし、誰でも運転しやすいようにはしたからさ、というのはナンセンスなのだ。

 どうにもフィットとCR-Zの差は大き過ぎるように思う。何といってもJBLのエベレストと4319には20倍もの価格差があるにも関わらず、なのだから…。
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by itsunire4311 | 2010-05-03 12:32 | CAR

CR-Z試乗

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 フィットの定期点検のついでにCR-Zの試乗をしてきました。いや、意外によかったですね、CR-Z。

 開発責任者が「ミニクーパーのゴーカート感覚とロータスエリーゼの運転する楽しみを目指した」みたいな話が雑誌に出ていたので、「ああ、なるほどあくまで典は外国車なのね、いいとこ取りの精神か…」と思っていたのだが、その乗る前のイメージは払拭されたのだった。

 なにより剛性感が高い、塊り感あり!ステアリングは《ノーマル》モードでも硬く、私のような運転素人には充分スポーティーに感じた。もちろんハンドルそのものはフィットの流用だから、見た目の雰囲気は実用車的で興奮するところはない。

 ボディー剛性が高いのとステアリングの重みによって、「かちっとしているなあ、このクルマ」とすぐに感じた。試乗コースを3周させてもらった。

 エンジン音も演出が凝らされた上でのことだろうが、なかなかその気にさせる。これは《ノーマル》モードでも充分で、《スポーツ》モードでは随分とエンジンが回って勇ましいサウンドを奏でる。試乗したのはCVTだったが、MTなら尚更楽しいはずだ。1.5リッターという小排気量を感じさせないモーターのアシストも各自動車メディアの報告の通り秀逸で、知らずに乗ったらハイブリッドと思わないかもしれないというのには頷ける。

 βという下位グレードは装備が乏しくあまり選択肢には入ってこないだろう。αという上位グレードは車体価格が約250万。もろもろ付け足して乗り出しがだいたい330万というのは少し高いような気がする。これが300万を切って250と300万の間くらいのプライスになったのだったら、かなり購入を本気で検討しただろう。2+2だから家族持ちなら子供の成長にあわせて買い替えは必ず発生だろうから、そこは考え所だ。

 ホンダは苦手としているのだろうが、インパネや内装などはプアー。安っぽく子供じみている。乗り味に比べて随分とセンスがなく下手である。アウディーのA3なんかに比べたら同じような価格でも雲泥の差がある。車体やボディー、足回りはいいのに、内装全般が今一歩なので乗り出し300万円オーバーはどうにも高く感じる。

 外観エクステリアは、もう惹きつけられてたまらない!というほど優れているようには思わないが、ユニークで独自ではある。

 都内に住んで、通勤にクルマを使うようなこともなく、ちょっとした買い物やお出掛けでしか車を使わない人は多いと考えるが(私もそうだ)、であれば大枚はたいてフェラーリ(=大排気量で大柄な、サーキットでしか真価の片鱗を体感できないかもしれないスポーツカー)に乗る必要もない訳で、CR-Zは適度にスポーティー、適度にエコ、適度に運転しやすい、《スポーツカーライクでアーバンな、ちょっと高めのラナバウト》としてとてもよくまとまったクルマだろう。

 名前に偽りなし、まさにシティー・ラナバウトだ。

 国産のみならず海外スポーカーメーカーまで猫も杓子もハイブリッド、ハイブリッドとうるさいが、このホンダなりのハイブリッド・コンパクトスポーツの回答はホンダらしさがあって、その提案は実にアリでしょう!と言いたいところです。

※乗り出し価格は、ディーラー氏がちらっと言っていた金額で、おそらく純正ナビ30万円也(リアカメラ付き)を含んだものと思われます。そんなに高いのにしなくても別に楽ナビ10万円で充分でしょう、個人的意見ですが。。。ちゃんと見積もり出させるつもりですが、諸費用込みで300万切ってきそうです。であれば、上述翻して随分と「アリ!」なスコアが上がってきますね。
それからオプションでいうと、運転席に乗り込むと頭上が迫っているので、サンルーフはあった方が圧迫感がなくてよいと思います。
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by itsunire4311 | 2010-05-01 20:36 | CAR