M's Bar/男の書斎・別室

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ロータスの行方 その2

 クルマ雑誌の誌面をロータス エヴォーラが賑わしている。同社が久々に発表した新車はおおむねメディアから受け入れられているようで評価も高い。

 これまでの稼ぎ頭であるロータス エリーゼは、95年の発表から既に15年が経ち、途中マイナーチェンジがあって現在フェーズ2と呼ばれるステージとなってモデル末期に近づいているから、エヴォーラは期待のニューカマーという訳だ。エリーゼは次なるフェーズ3の開発が進んでいると噂され、現状のエリーゼSというボトムグレードは生産終了となることが決まっている。

 その搭載エンジン、トヨタの1ZZ-FEが米国の排ガス規制にひっかかるからだとか、トヨタにとってはもう旧型となったエンジンの供給を停止して整理したい、といった事情があるようだが、いずれにせよ経過年数から考えてエリーゼは次なる舞台へと上がる必要がある車種なのは間違いないだろう。そんな状況のなかでのエヴォーラ投入なのである。
 
 ところで、米国サブプライムローンの破綻に端を発する世界同時不況は、巨人GMを打ちのめし、その他の車メーカーにとってもそのレーゾンデートルを脅かすような事態となった。ワールドワイドで企業間の売却、買収、また合従連衡が進んでいる。
 
 そのうねりを、生産規模からいえば弱小ともいえるロータス社だって無視することなど当然できない。乱世では大きな存在の動向に目を奪われがちだが、小さきプレーヤーの生存を賭けた戦いというものも見逃せない。ことによっては、そうした傍らの周縁に着目することで、大きな潮流の未来を読み解くことができるかもしれない。写し鏡だと考えるからだ。

 いずれにせよロータスがどのような企業戦略を採るかに注目していることは前述の通りであるが、行く末を占う材料は既に表れてきている。

 新たに同社のCEOに就任したダニー・ハバーという人物は、元はフェラーリの副社長であったということだ。そして、おそらくそのフェラーリで組んでいただろうチーフデザイナー(ドナト・ココ)を引き連れて来たというから、お手並み拝見ということになる。

 エヴォーラの開発にどの程度新しいCEOが関わったのかは分からないが、客観的に時系列を考えれば、何年とかかる新車開発は既に進行していたのであり、エヴォーラをより強力に進化させマーケットで一定の地位を得るための施策として、フェラーリから新社長を招聘したと見るのが妥当ではないだろうか。また、ロータス社がライトウェイトのロードゴーイング・スポーツカーから、新たにラグジュアリー・スポーツカーのマーケットへと参戦する旗頭を鮮明に印象付ける人事でもあろう。

 これまでのロータス色を残すといっても、来季F1へ復帰することも含めて、大胆な変化、方針変更が予想される。そして新たなエリーゼのフェーズ3をどのような方向へと舵取りするのか、またエヴォーラ以外の新機軸となるような車種の開発はなされるのか否か、そしてそれをどのように提示してゆくのか、生き残りを賭けた戦いの行方はやはり興味深い。
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by itsunire4311 | 2009-12-30 02:10 | CAR

二世はクルマに夢を見る?

 世の中には良家の子女と呼ばれる人たちがいまして、まず筆頭のこの方は放っておくと芸能界の綺麗ドコロを全員平らげてしまうのではないかというモテ男、成田屋クン。アウディにお乗りで最近婚約を発表され、そのアウディを駆って颯爽と結納を交わすホテルへと向かおうとしたところ、出庫の際に家の生け垣にぶつけてしまったそうです。

 そういえば僕も結婚式の当日、愛車シビックに海外旅行の荷物を満載にして式場へ向かう時は緊張したなあ、今日事故でも起こしたら目も当てられないから、と気をつけて運転したのを思い出しました。成田屋クンはコスってしまったらしいですが、まあ良家の子女ですからおカネは沢山あります。あんまり気にしていないことでしょう。結納だからと緊張してしまうあたり、いかにも良家の子女風で心温まります。坊主頭で豪快な印象ですが、やっぱり根は御ボッチャマ君なんであって微笑ましい。

 もうお一方は、世界のオザワと評された指揮者の御子息で最近ボチボチTVにも出て来るようになった俳優。まだまだ有名俳優というには程遠い感じですが、なぜかポルシェをお持ちで、女子アナとデートしているところが確認されました。

 いや何もヒガンデル訳ではないですよ、僕は!・・・いやスイマセン嘘をついていますね、ホントをいうと親の七光で飯が食えるというのは実に羨ましいですけれど、果たして彼らにはどの程度の実力があるんでしょうね、僕には分かりません。

 なんでこんなクダラナイことを取り上げたかというと、やっぱり芸能人は外車に乗って、イイ女を隣にはべらかして、という古来の図式が相も変わらず成り立っているのが、とても良きことだなあと。

 成田屋がプリウスというのはどうにも似合わないし、指揮者の倅がフィットでデートをしていたら、もう少し頑張れよと叱咤激励したくなってしまう。

 つまり重要なのは、芸能人はカッコイイ外車を転がしているものだという《こちら側の先入観、イメージが消えていない》ということです。彼らは自分で欲して高級車を何も選んでいるのではなくて、こちらが付与するイメージに則って、アウディやポルシェを選択しているのです。そういう素地というか暗黙の国民的合意がなければ、二世の諸君だってまだ大した稼ぎはないだろうがゆえ、いい年をして親の脛をかじり高級車を買うのは本当はカッコワルイのでしたくないのではないか。

 彼らにそういう自覚があるのかは皆目分かりませんが、少なくとも世の負託を感じ取る能力だけはあると言えるでしょう。これがないと芸能人なんていう人気商売は務まらないでしょうからね。まあどうでもいいですけどね。

 いずれにしても我々一般大衆こそ、まだクルマに夢を見ている面がある、これが重要です。
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by itsunire4311 | 2009-12-27 01:00 | CAR

そうか、スーパーカー世代か

 おそらく私は70年代末、80年初頭のスーパーカーブームの洗礼を浴びたギリギリの世代ということになると思う。小学生の頃に、スーパーカー百科みたいな本を後生大事に持ち歩いて、車種情報を頭に徹底的にインプットして《これはランチヤ・ストラトス、WRCで優勝するために開発された…》云々かんぬんで悦に入っていたように思う。

 だから、このカーセンサーに出ている映画宣伝プロデューサー御仁の話はとてもよく分かる。この人は、業界人のノリでちょっと格好つけ過ぎではあるが、心情的には移入できます。

http://www.carsensor-edge.net/concierge/nishi04/

 つまりロータスでなくてもいいのだけれど、記号として《この年でも守りに入らずに、いっちょ攻めてる(と自分で思えて、人からもそう見られる)》事物であれば、何だっていいのだ。しかしそれは例えば、自転車やフリークライミングというのでは、あまりよくない。洒落た趣味のようではあるが、大枚をはたくという金銭的なリスクをできれば負いたい。

 一体全体、こんな大不況下で《馬鹿か!お前は…》というアグレッシブな選択をしたいのだ。すぐに撤退できるような軽めなチョイスではなく、分別のあるオトナがいい年をこいて《悪いけど、まだまだやるよ俺は》というポーズが作れるものでないと逆にバツが悪い。そういう高邁な理想を公言喧伝するからには、《ちょっと無理目な決断》である方がいい。

 趣味としてのクルマはそれに物凄くマッチした対象なのである。

 こうした大仰な趣味への没入を実施施行できるか否かは、個人の収入環境、家庭環境に加えて、その人の価値観、物の考え方、どういう人生を送りたいかの個性に拠る。

 30代後半から40代前半というのは、難しくも面白い時期に違いない。
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by itsunire4311 | 2009-12-23 23:26 | CAR

ロータスの行方 その1 ~ロータス エリーゼSがカタログ落ち?~

 一部のブログで話題になっていて、確たる裏取りなどもできないのだけれど、気になる情報ではあります。ロータス エリーゼのボトムエンドのモデルである「S」はトヨタのエンジン、1ZZ-FEを搭載しているのですが、この「S」というモデルがカタログから姿を消し、生産終了になる、と。

 エンジンのみならずパーツ類は量販車から流用するのがロータス社の流儀で、供給を受けて転用しているという訳です。ところがこのエンジンはもはやトヨタでも型遅れになっていて、2ZR-FEという後継が開発され採用が始まっています。

 昨今の自動車不況も影響しているのでしょう、ロータスが世界中で販売するエリーゼが年間何台かは分かりませんが、せいぜい千台に満たない数百台くらいのセールス のために、古いエンジンを生産、供給し続けることがないのは、まあ当然と言えるでしょう。取り急ぎ1ZZ-FEが得られないのだから、エントリーモデルである「S」グレードは販売ができなくなるということで、カタログ落ちになるという噂なのです。
 
 気になるのはこのことと同時に、ロータスにしてみれば別にどのメーカーのエンジンでもよいのでしょうが、この入門車種の販売を止めてしまうかもしれないことです。つまり、新たにエヴォーラを発表して、目指せポルシェ、追いつけフェラーリという企業モードになっているとしたら、高級車路線にシフトするということで、これは過去にロータスが失敗した路線そのままです。情報筋によれば、エヴォーラのための設備投資をもちろん行っていて、これを七年で償却する計画らしい。そのためには、さしてオートメーションにもなっていない工場のラインをエヴォーラに注力させてゆく必要があると。エヴォーラよりも利幅の小さいエリーゼは生産を抑えたい、という狙いがあるようなのです。

 先日発売した「クラブレーサー」という限定車は、1ZZ-FEの在庫を減らすためのモディファイ販売であったのではないかというのは、何やら信憑性のある話です。

 仮に入門グレードを捨てて、アッパーな路線に邁進したら、とたんにロータスの経営は悪くなってしまう可能性があります。次節からF1にカムバックしてネームバリューが上がるにしても、大方のロータスファンは、伝統である比較的廉価なロードゴーイングスポーツに期待と支持を寄せているのであって、ラグジュアルな高級スポーツカーのマーケットには既に多くのライバルが多くいます。
 
 メーカーの企業戦略というのは難しいものですね。我々ユーザーは好き勝手なイメージをメーカーに付与して、それにそぐっているか否かを常にウォッチし、期待から逸れると文句を言う。クルマの世界ではホンダなんかも、そのよい例でしょう。いつまでたっても創業者「本田宗一郎」的な物語、アウトプットを求めてしまう。一方で企業体としては巨大化して、もはや日本を代表する企業になって、鶴の一声でレース車を開発するなんて牧歌的な風土でない。プロダクトアウトは風化し、いかにマーケットインするのかにしのぎを削っている。

 ロータスがどのような道を辿るかは、世にあるユニークな特徴を持った製品を送り出す中小規模のメーカーがどのような戦略を採ると成功し、また失敗するのかのケーススタディーになるものと思われます。
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by itsunire4311 | 2009-12-20 23:52 | CAR

さあ、来るべき日に備えておカネを貯めよう!

 クルマを二台持つなどというバカげたことを夢想していたら、あるところからロータス・エリーゼのKエンジンで300万ちょっとの出物があるなんて電話があって、心がブルブルと痙攣してしまいました。

 しかし今冬のボーナスは寒さ深まる世相を反映したものでありまして、そういうクルマ二台体制なんてことを実現させてしまうは大変危険だということを、しばらくはよく理解していなかったのですけれど、支給の数字を目の当たりにして、すっと現実に舞い戻ることができました(まったく)。。。

 これから先、景気が戻ってバブルが到来するのを見越して、その時にドバっと景気よくおカネを散在するために、ここは一つクルマでなくても何でもいいのですが、何かを買うためにおカネを貯めておこうではありませんか!

 人を頑張らしめるのは物欲ばかりではないでしょうが、これが欲しい、あれが欲しいという方が健全なような気がしてしまいます。いまのあまりに禁欲、節制を賞賛する雰囲気というのはあまり好きでありません。いずれこの世相にみな飽き飽きして、もう十分耐えた、これでお終いにしよう、ということでバブルが来るというのは、振り子の原理であながち間違っていないだろうと思います。こうあって欲しいという期待が、心の希求の総体として経済復興を下支えするでしょう。

 現代草食男子じゃないんだから、何にも欲求を示さないなんてのは愚の骨頂です!
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by itsunire4311 | 2009-12-16 00:05 | CAR

ポルシェ ボクスター スパイダー



ノスタルジックな雰囲気を醸し出すサイドのデカールを配した、ポルシェ・ボクスター・スパイダー。幌の張り方がなんとも可愛らしいです。

》》Responseより抜粋
ボクスタースパイダーは、12月2日に開幕するロサンゼルスモーターショーでデビュー。2010年2月から全世界一斉に発売され、日本での価格は866万 - 913万円だ。
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by itsunire4311 | 2009-12-06 13:06 | CAR

プロの技



どの道でもプロってのは本当にすごいもんです、素人ならばほとんどのコーナーでサイドの壁面に当たっているでしょう、いや、まったく。クルマが何台あっても足りません、TVゲームでないとこんな狭いコースでは実際に運転できませんね。いやほんとにプロのドライビングテクニックはすごい!

※特に再生【2:00】過ぎの240度?コーナーのところは圧巻です
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by itsunire4311 | 2009-12-06 01:00 | CAR

ロータス エリーゼ クラブ レーサー

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4,980,000円(税込・オプション代込み価格)

ロータス エリーゼS スペシャルホワイトエディション』の際には、プラスの装備、約120万円分を実装、さらにツートンのカラーリングとエアコン(通常はオプションで約28万円)も込みで通常の車両価格(479万)となっていたから、既に購入したユーザーからは文句が出たにしてもお買い得な設定だった。

販売店にしてみれば豪華装備が付いたものが通常販売の車両価格と同じでは売りにくいかったろうが、プライシングは本国マタ―だそう。

今回は19万円の増額となった498万。エアコンも付属するとのこと。各4色で日本への輸入は36台。

http://itsunire.exblog.jp/11438384/

 これホントは欲しいんですが、世の中の景気がこんななんで、買えません((笑) ※買えるだけの財布の厚みはもとよりないのですが、家建ててしまったので仕方ありません、住宅ローンに車のローン?いやいや恐ろしいです、債務はなるたけなくしたいですね)。

 ポルシェやフェラーリに比べれば、随分と廉価となる訳で、ちょっと無理をすれば買えそうな価格帯であって、それで第一級のスーパーカー、ロードゴーイング・スポーツカーを手に入れられるというのが、ロータスエリーゼの肝です。絶対的な動力性能とかではなくて、ハンドリングとか乗り味、スタイリングのことです。加えて無骨なイギリス精神というものを体現しています。

 これを買ったら、峠に繰り出すとか、リアのディフューザーを替えるとか、そういう走りの追求、パーツ道に邁進するだけではなくて、イギリスの文化、スピリッツに思いを馳せるのが《粋》というものではないでしょうか。そうでないと大枚叩いたけれど、このクルマを生み出したイギリスのこと?そんなのさっぱり分かりません、となって《無粋》でしょう。そういう人には国産車の方がマッチしています。

 《国産車》をおススメするのは、決して悪い意味ではなくて、国内メーカーの車は日本の文化、精神をすべからく反映して作られていますので、いちいち他国の文化を勉強するというか、キャッチアップするといいいますか、そういう必要はないからです。すんなりと受け入れることができます。

 クルマに乗るのに、わざわざバックグランドのカルチャーを勉強しなければならないなんて義理はない訳で、趣味性の高いクルマを所有するのなら、そこまでしないとモッタイナイ、魅力を感じることができないだろうなあ、ということです(【みんから】というサイトを見ていると、そういう輸入車の、それを生み出した国への関心というのがほとんど見受けられなくて、私などは『だったら速いクルマは日本にもたくさんあるのに、、、』と思ってしまうのでした)。

 さて本車については、限定色だからリセールもよさそうなので3年くらいで手放すなんて構想、計画なら大した出費にはならないかな、などとも考えますが、いずれにしても、いまの時代にセカンドカーの趣味クルマで大枚のキャッシュフローを減らすという選択は、あまりに怖くて出来ません,,,

 世の雰囲気でもある訳ですが、みんなおカネを遣うことに《ビビって》しまっているように感じます。グロスの安いモノしか売れなくなってしまいますね。デフレはメーカーのフィロソフィーそのものを変えてしまうインパクト、リスクがあります。

 だからロータスのようにそもそも一部の好事家を対象にした特色のある中小規模のメーカーは、大メーカーほどの打撃を今回の世界同時不況で受けにくいようにも思います。もともと手堅い商売をしていたということになります。ロータスはしばらく安泰ですね。これはクルマメーカーに限らないことでしょうけれども,,,

《 Elise Club Racer 特別装備 》
■ 専用ボディカラー
   4色 エリートイエロー・カーボングレー・スカイブルー・オールドイングリッシュホワイト
■ Club Racer 専用カラーシート(マイクロファイバーパット付き)
■ カラードセンタートンネル
■ アンスラサイト仕上げシフトノブ&ハンドブレーキレバー   
■ シートバックレスト部にクラブレーサーロゴ 『 CR 』 刺繍
■ アルミ二ウム仕上げフロアマット
■ センターマーキング付レザートリムステアリングホイール
■ 6スポークホイール (アンスラサイト仕上げ)
■ クラブレーサーロゴ 『 CR 』 ステッカー


追記1)WITHAM CARS Webサイトより抜粋
》》
12/5(土)更新
エリーゼ・クラブレーサーの正式受注を開始致しました。
1台に限り、12/7(月)までの受注分に関しては、クラブレーサー特別色の4色の中からオーダー可能です。
ご希望の方はお早めにご連絡ください。

ELISEクラブ・レーサー車両本体価格 498万円(税込)
上記価格にエアコン代・ペイント代・専用インテリア代金は含まれています。

追記2)
ちなみに海外でこのクルマがいくらするかというと、以下の通りで(  )内は直近の為替レートで日本円に換算したものです。

€34,475 in Belgium (=4,631,110円)
€34,175 in France (=4,590,810円)
€ 34,770 in Italy (=4,670,738円)
CHF 48,820 in Switzerland (=4,341,742円)
€33,125 in Germany (=4,449,761円)
£25,712 in the UK (=3,834,367円)
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by itsunire4311 | 2009-12-05 21:43 | CAR