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M's Bar/男の書斎・別室

渋滞

 夕方、環八と首都高を使って向島まで行ったが、実に2時間もかかった。

 下を使ったらもっと早かったかもしれない。普段仕事で車を使うことはないから、道路事情、渋滞情報には疎いとはいえ、あまりの混雑ぶりに呆れ果てた。これはつまり、納入期限とか会合の参加など、時間に間に合わせなければならない用事がある時は車は使うな、という当たり前のことを経験した訳だが、しかし冷静になって考えてみると、これはおかしいことに気が付く。

 道路は一体何のために存在するのか?首都高速は何のために建設されたのか?

 言い古されたテーマなのだろうが、改めて身をもって体験すると、もはや機能不全に陥っている首都高の渋滞にイライラとするうち、政権が代わろうが変わるまいが、いずれにせよ「どうしようもねえな、こういう高速ってのは」と思った。

 もう少し言うと、こんな渋滞ばかりで、愛車の乗り味がどうしたこうしたなんて、もはや何の意味もなさない。車を堪能するには、平日の深夜とか日曜日の早朝とか、首都圏を離れた山の峠道とか、普段使いではない道路のシーンを自分で設定しなければならない。果たしてそこまでして車に乗りたいかというと、毎日曜日に5時起きするガッツはないな、と思う(ちなみにゴルフにも一時期はまったが、何が嫌だったかというと、たいがい5時前に無理くり起床する時に、こんなツライ思いをしてまでわざわざ遠くのゴルフ場へ行くのは、バカバカしい、と思ったからだった。そしてクラブを置いた)。そこまでの涙ぐましい努力を要求されると結局つまらなくなる。本当にクルマが好きな人には、そういう労苦もさして大変ではないのだろうが、私には苦労以外の何物でもない、と今日、渋滞の道すがら考えていた。




と考えていたのだが、考え方が変わるかもしれない。僕は新たな趣味を見つけてしまって、それがロータス・エリーゼで遊ぶことなのだから、早起きは変わらず苦手なままで苦労しそうだけれど、例えば日曜日の早朝、山の峠道へとエリーゼを駆って、思い切り運転を愉しんでみたいと思っている。矛盾するようだが。。。まあ大した翻意ではなかろう、と自己弁護しておきたい。H22/8/16記す
by itsunire4311 | 2010-03-28 21:42 | CAR